2025.03.17

日本ダービー×独オークス、強靭な資質を見せつけた豪快な初勝利

やや遅れ気味のスタート、前半は自身のリズムを優先して中団のインで控える競馬に。スローペースと見るや向正面より外目に持ち出され、3コーナーから捲るようにして先行勢に並びかけて行く。直線を迎えて力強く先頭に躍り出ると、最後は後続に3馬身のリードを広げる圧巻の走りを披露し、会心の初勝利を収めた。父は2013年の日本ダービーで世代の頂点に立ち、昨年ついにリーディングサイアーの栄冠に輝き、今年も首位の座をひた走るキズナ。母フィオドラは2014年の独オークス馬で、牝系はドイツにルーツを持ち、底力と成長力に富んだスタミナ満点の重厚さを誇る血統。キックバックが目立ち始めた馬場を苦にすることもなく、前走からの距離延長もむしろ望むところだったのは、この血の成せる業だったかも知れない。2戦目とは思えないほどのレース巧者ぶり、力で捩じ伏せた完勝劇は明らかに素質馬の証。さらに上のステージでも通用する能力の持ち主と言えそうだ。次なるターゲットはダービー切符を求め、青葉賞の舞台も視野に入る。その名のごとく、人馬の“絆”の強さで勇躍クラシック戦線に立ち向かいたい。

レッドバンデ
父:キズナ 母:フィオドラ 母父:Lord of England 美浦・大竹正博厩舎
2025.03.15 中山5R 3歳未勝利 芝2200m 横山武史騎手