2024.12.23
ひと足早いクリスマスプレゼント、2勝目は砂で決め手を披露
スタートを決めて序盤は中団の外目で控える競馬。3コーナーより進出を開始し、3番手までポジションを押し上げて直線コースを迎えると、粘り込みを図る先行2頭をパワフルに急追。ゴール寸前で見事にとらえきり、今年4月の初勝利以来となる通算2勝目を飾った。厩舎サイドの念入りなゲート練習の成果があらわれ、本馬を手の内に入れている横山和生騎手が好発へと導くと、道中は砂を被らない外々を回しながら加速していく好リード。そんな陣営の思いに応えるようにレッドセニョールの闘志にも火がつき、上のクラスへ行っても大きな武器となる決め手を披露してくれた格好だ。今春開業した矢嶋大樹厩舎の記念すべき初勝利馬としてその名を刻んだばかりでなく、今度はひと足早いクリスマスプレゼントを届けてくれたレッドセニョール。曾祖母Madcap Escapade、祖母ミスエーニョともに米G1の覇者である確かな血脈、加えて母の妹にミスエルテ、ミアネーロと2頭の国内重賞勝ち馬がいるバックボーンを考えれば、目指すべき頂はまだまだ先。古馬になってからの本格化が今から楽しみでならない。
レッドセニョール
父:リアルインパクト 母:ポルケテスエーニョ 母父:Medaglia d'Oro 美浦・矢嶋大樹厩舎
2024.12.21 中山8R 3歳以上1勝クラス ダ1200m 横山和生騎手