2024.11.04
日米のG1馬配合が躍動、師弟の結束が実った初勝利
課題のスタートをスムーズに決めて、道中はキックバックに怯む様子も見せずに中団のインコースをロスなく周回。直線を迎えて外目に持ち出されると、最後は前2頭を図ったように捕らえきって先頭ゴール。今夏のデビューから3戦目、初めてのダートで嬉しい初勝利を掌中に収めた。ゲート再審査となった前走以降、付きっきりで立て直しに注力してくれた嶋田純次騎手の好騎乗、再審査合格後にあえて間隔をあけずに実戦へ臨んだ手塚貴久調教師の好判断。師弟コンビの熱い思いが勝利をたぐり寄せた格好だ。父は日本ダービーと天皇賞・秋を制したレイデオロ、母はアルシバイアディズSの覇者ダンシングラグズという日米のG1馬配合で、曾祖母Jewel PrincessはBCディスタフを制して米古牝馬チャンピオンに輝いた名牝。半姉のルージュシュエットは今年2勝、いとこのエンペラーワケアは根岸Sを快勝と血統的な裏付けも申し分なく、これから気性面の成長が進むにつれて一段と能力を発揮してくれることだろう。その名のごとく、“煌びやかに躍動”する姿を見せつけてもらいたい。
レッドベルダンス
父:レイデオロ 母:ダンシングラグズ 母父:Union Rags 美浦・手塚貴久厩舎
2024.11.02 福島1R 2歳未勝利 ダ1700m 嶋田純次騎手