殊勲の新馬勝ちは余力十分、夢舞台へ大きな一歩を踏み出す

スタートで外へ寄れようとするのをうまくリカバリーして、前半は中団後方のポジションで待機。初めてのレースかつ砂を被る展開にもなり、道中は少々戸惑いながらの追走となったが、直線入口で外へ持ち出されると走りが一変。抜群の手応えで先頭に躍り出ると最後までノーステッキのまま悠々ゴールを果たし、見事１番人気に応えて新馬勝ちの勲章を手中に収めた。父はＧ１全５戦無敗で米年度代表馬に輝き、初年度産駒から芝・ダート双方で重賞勝ち馬を輩出したブリックスアンドモルタル、母ハッピーグラスはオークスに駒を進めたほどの素質馬で、母の半兄には交流重賞・白山大賞典を制したパワーストラグルがいる加藤征弘厩舎ゆかりの血統でもある本馬。スピードに乗ってからの力強いアクション、いい脚を長く繰り出せるダイナミックな走りは優れたバックボーンの賜物ともいえるだろう。フェブラリーＳが施行される東京ダート１６００ｍで大きな一歩を踏み出したレッドルイナール。その名のごとく、大舞台での祝杯を夢見て、砂の王道を突き進んでいきたい。

レッドルイナール
父：ブリックスアンドモルタル　母：ハッピーグラス　母父：ディープインパクト　美浦・加藤征弘厩舎
2024.10.19　東京４Ｒ ２歳新馬　ダ1600ｍ　C.ルメール騎手