2024.07.23
低評価を覆して復活をアピール、北の大地で待望の2勝目
懸念されたゲートを問題なく飛び出し、前半は中団のインにうまく収まってロスなく追走。4コーナーから先行勢を射程圏に捉えつつ進出を開始すると、粘り込みを図る逃げ馬をゴール寸前でキッチリと差し切って先頭ゴール。待ちに待った2勝目を獲得した。昨年2月の初勝利後は放馬や蕁麻疹、飛節後腫、フレグモーネなどの不運に見舞われてしまい、なかなか軌道に乗り切れず、今回も10番人気の低評価に甘んじていたルージュイストリアだが、長期休養明けを一度叩かれてコンディションは着実に上向いており、昨夏3着に好走した札幌の舞台に加え、開幕週の良馬場、そして願ってもない内枠と巻き返しに向けての明るい材料があったのも事実。未勝利戦を快勝した時の再現のような大野拓弥騎手の見事なエスコートに導かれ、北の大地で高らかに復活をアピールした格好だ。これまでの経緯を考えれば、まだまだ上積みが見込めるため、昇級が壁になることもないはず。今後も次々と歓喜の物語を紡ぎ、我々を楽しませてくれるに違いない。
ルージュイストリア
父:ドレフォン 母:レッドクラウディア 母父:アグネスタキオン 美浦・大竹正博厩舎
2024.07.21 札幌12R 3歳以上1勝クラス 芝1500m 大野拓弥騎手