2024.07.09

非凡な才能がいよいよ開花、七夕に願いを叶える重賞初制覇

横一線のスタートから、前半1000m通過57秒3のハイペースのなか、縦長となった隊列の8番手に控えてじっくりと末脚を温存。戸崎圭太騎手の絶妙なタイミングでの仕掛けに呼応するように4コーナーより勢いをつけて進出を開始すると、直線で外目から豪快に抜け出して完勝。1分57秒9の好タイムをマークし、重賞初挑戦にして見事に一発回答の約束を果たした。この勝利をもって2歳時のベゴニア賞以降、およそ2年半にわたり、9戦連続して連対を確保。藤澤和雄厩舎、そして友道康夫厩舎の管理のもと、これまで大切に成長を促しながら体質強化を図ったことにより、非凡な才能にようやくフィジカル面が追いついてきた格好だ。七夕の当日にひとつ願いを叶えたレッドラディエンスの次なる目標はサマー2000シリーズにおけるチャンピオンの座。充実期を迎えた今夏にさらなる煌めきを求め、ゆくゆくは大観衆が待ち受けるG1のステージへ。“ディープインパクト産駒最後の大物”の称号を掴み取るべく、良血馬の果敢な挑戦は続く。ハイライトはまだまだこれからだ。

レッドラディエンス
父:ディープインパクト 母:ペルフォルマーダ 母父:Jump Start 栗東・友道康夫厩舎
2024.07.07 福島11R 七夕賞 芝2000m 戸崎圭太騎手