祖母は米Ｇ１制覇を誇る良血、矢嶋厩舎ともに記念すべき初勝利

最内枠からスタートを決めて、前半は２、３番手のポジション。荒れた重馬場にも脚を取られることなくリズム良く流れに乗っていき、直線に向いて馬場の綺麗な外目に持ち出されると、残り２００ｍを切って逃げ馬をとらえ、後続の追撃も振り切って先頭ゴール。通算４戦目で待望の初勝利を手中に収めた。転厩初戦を見事に勝利で飾り、今春新規開業の矢嶋大樹調教師に厩舎初勝利をプレゼント。記念すべき大きな１勝として、師のプロフィールにレッドセニョールの名が刻み込まれることとなる。父のリアルインパクトは３歳時に安田記念を制し、７歳時に豪Ｇ１にも優勝。祖母ミスエーニョは米Ｇ１デビュターントＳを制しており、叔母にファンタジーＳの勝ち馬ミスエルテがいるワールドワイドな血統馬。デビュー戦ではのちの２歳女王アスコリピチェーノの２着になるなど、持って生まれたスピード能力やバランスの良さはハイクラス。これから馬体に芯が入ってくれば、まだまだ高みを望める好素材だ。

レッドセニョール
父：リアルインパクト　母：ポルケテスエーニョ　母父：Medaglia d'Oro　美浦・矢嶋大樹厩舎
2024.04.07　中山４Ｒ ３歳未勝利　芝1600ｍ　横山和生騎手