2024.02.19

実力馬がレースを支配、完璧な逃走劇でオープン入り

好スタートから馬のリズムに逆らうことなく、自然とハナに行く形。前半1000mを63秒6のスローペースに落として完全にレースを支配すると、最後の直線を迎えても後続の追撃を寄せ付けず、危なげない勝ちっぷりでオープン馬の仲間入りを果たした。半年ぶりの実戦、58kgのトップハンデなどものともせずに涼しい顔で4勝目を獲得したレッドラディエンス。前走の日本海Sでのちの菊花賞馬ドゥレッツァと半馬身差の接戦を演じたパフォーマンスは伊達ではなく、ここでは明らかに能力が一枚上だった。5歳馬ながら今回が10戦目とキャリアは浅く、まだまだ伸びしろも十分。2歳時のベゴニア賞での勝利以降、7戦すべてにおいて連対中と抜群の安定感を誇っており、本馬の資質の高さをもってすれば、オープンの壁も難なく突破してくれるだろう。この勢いに乗ってしっかりと賞金を加算し、狙うは重賞、そしてG1の大舞台。ディープインパクト産駒の遅れてきた大物が、いよいよ本格化のときを迎えようとしている。

レッドラディエンス
父:ディープインパクト 母:ペルフォルマーダ 母父:Jump Start 栗東・友道康夫厩舎
2024.02.18 東京10R コパノリッキーカップ 芝2000m 戸崎圭太騎手