関東の若武者が魅せた好リード、幸先良く２勝目を獲得

大外枠からのスタートとなったものの、ロスなく先行集団の直後につけて、道中はうまく前に壁をつくりながら５、６番手のポジションで我慢の追走。３～４コーナーより進出を開始し、直線残り２００ｍで先頭に躍り出ると、後続の追撃を力強く振り切って１着ゴール。昨春以来となる待望の２勝目を手中に収めた。昨年、史上最年少で函館リーディングジョッキーに輝くなど大躍進を遂げ、年間ホープ賞を受賞した関東の若武者・佐々木大輔騎手の好リードに導かれ、課題とされる折り合い面も何とか克服。ゴール前で後続に迫られるともう一伸びをみせる味な勝ち方で、幸先の良い一年のスタートダッシュに成功した格好だ。明けて４歳、生まれも遅く、まだまだ成長の余地を大いに残しており、更にリラックスした状態でレースに臨めるようになれば、昇級が壁にはなるまい。次なる目標は母レッドマジュール超えとなる２勝クラス突破。この血脈を熟知する手塚貴久調教師と共に“勇敢”に立ち向かい、新しい景色を見続けていきたい。

レッドバレンティア
父：リオンディーズ　母：レッドマジュール　母父：ディープインパクト　美浦・手塚貴久厩舎
2024.01.13　小倉８Ｒ ４歳以上１勝クラス　芝1800ｍ　佐々木大輔騎手