超良血馬が鮮烈デビュー、大物が羽ばたく中京で新馬勝ち

スタートを決めて前半は好位３、４番手でピタリと折り合い、前を射程圏に入れて直線を迎えると、残り２００ｍから力強く突き抜けて先頭へ。ノーステッキのまま後続に１馬身半のリードをつけて、堂々と新馬勝ちの勲章を手中に収めた。父は４年連続で北米リーディングサイアーに君臨するInto Mischief、母系は米Ｇ１を６勝した名牝Meadow Starから連なるファミリーの血を受け継ぎ、母の兄にＢＣクラシックやドバイワールドＣなどＧ１・４勝を挙げたArrogateがいる、世界が羨む超良血馬。群を抜くレースセンスの良さは血の成せる業とも言えるだろう。初夏の中京開催でデビュー勝ちを果たした友道康夫厩舎の管理馬には、日本ダービー馬ワグネリアンや、２歳王者に輝き、香港マイルを制したアドマイヤマーズなどがおり、大舞台への登竜門ともいえるファーストステージ。ここをあっさりとクリアした本馬には煌びやかな未来が待ち受けているに違いない。まずは２歳女王のタイトル奪取がミッションとなる。

ルージュスタニング
父：Into Mischief　母：ボインビューティー　母父：Giant's Causeway　栗東・友道康夫厩舎
2023.07.02　中京５Ｒ ２歳新馬　芝1600ｍ　坂井瑠星騎手