水が合う函館の舞台で快逃、古豪が待望の準オープン昇格

スタートを決めて容易にハナを奪うことができ、道中はマイペースでレースの主導権を掌握。４コーナーから後続を振り切るようにして直線を迎えると、最後まで力強くリードを保って先頭ゴール。待ちに待った中央２勝目を特別勝ちで飾り、準オープンへの昇級を果たした。これまで一昨年、昨年と函館のダート１７００ｍで３戦してすべて２着と好走しており、去勢から年月が経過して気持ちと体がフィットしつつある良い流れも相まって、水の合う北の大地にて本馬の能力と先行力がフルに活かされた格好だ。父は英ダービーや凱旋門賞など英愛仏でＧ１を４勝して欧州年度代表馬に輝いたGolden Horn、祖母は仏重賞３勝、仏オークスでも１番人気で２着と能力を示したStar of Akkar、５代母は米Ｇ１オークリーフＳの覇者Astrious。この優秀で奥行きのある血統背景をもってすれば、上のクラスでもまだまだ楽しみは多いはず。息長く充実した競走生活を送り、“黄金色に輝く飛躍”を続けていってもらいたい。

レッドエランドール
父：Golden Horn　母：リュポメルー　母父：Dubawi　栗東・田中克典厩舎
2023.06.24　函館１０Ｒ 竜飛崎特別　ダ1700ｍ　浜中俊騎手