距離延長にも難なく対応、ソダシの従妹が準オープンに昇格

まずまずのスタートから、前半は中団の後方でじっくりと待機。落ち着いたペースにも折り合いを欠くことなく手応えを残して直線を迎えると、鞍上のゴーサインにしっかりと反応してメンバー中最速となる瞬発力を披露。内で粘り込みを図る逃げ馬を並ぶ間もなく差し切り、断然の１番人気に応えて３勝目を手中に収めた。前走から２ハロン延長となった今回の１８００ｍの距離を冷静に立ち回り、危なげなく勝利できたことによって、今後のレース選択肢の幅が広がったのも収穫。昇級する準オープンの番組数を考えても中距離まで守備範囲に入ってきたのは大きく、心身の成長が順調に進んでいる証しとも言えるだろう。前々走の７着はゲート入りの際に他馬に蹴られるアクシデントがあってのもの。それを除けばデビューからすべてのレースで連対を果たしており、上のクラスでも通用する高い資質があることは明らか。従姉にあたる白毛のスターホース・ソダシの偉大な背中を追いかけ、ノンストップで勝ち進んでいってもらいたい。

ルージュエクレール
父：エピファネイア　母：マーブルケーキ　母父：キングカメハメハ　美浦・萩原清厩舎
2023.05.14　東京９Ｒ テレ玉杯　芝1800ｍ　C.ルメール騎手