2023.05.15
極上の切れ味で重賞初制覇、素敵な縁に導かれ頂点を狙う
スタートでやや遅れを取ったため、前半は焦らず中団よりも後方の外目で末脚を温存。馬群の外を回るように直線を迎え、満を持して追い出されると、2着~12着までが全てクビ差となる大激戦を豪快に差し切って先頭ゴール。見事、重賞ウイナーの称号を獲得した。京王杯スプリングカップといえば、本馬を昨年2月まで管理していた藤澤和雄元調教師がタイキシャトルやレッドスパーダでの勝利を含む計8勝と最も得意としていた舞台。その名伯楽の最後の勝ち星を飾ったレッドモンレーヴが昨秋のレジェンドトレーナーカップに勝ち、そしてこのたび蛯名正義調教師とともに重賞初制覇を達成・・・このドラマ以上にドラマティックな展開こそがホースマンとサラブレッドが織り成す最高のロマン、競馬の神髄といっても過言ではなかろう。素晴らしい縁に導かれるように突き進むモンレーヴの次なる目標は安田記念。極上の切れ味で一気の頂点へ、悲願のG1獲りを目指す。
レッドモンレーヴ
父:ロードカナロア 母:ラストグルーヴ 母父:ディープインパクト 美浦・蛯名正義厩舎
2023.05.13 東京11R 京王杯スプリングカップ 芝1400m 横山和生騎手