激励に応えて闘志が再点火、２歳時以来となる待望の２勝目

スタートを無難にまとめ、道中はキックバックを少しでも避けるため、逃げ馬の真後ろにつけて好位３、４番手の最内を追走。直線を迎えて内ラチ沿いに進出を開始すると、逃げ馬に寄られて窮屈になる不利にも気持ちを切らすことなく、角田大和騎手の激励に応え、さらにもうひと伸び。最後は１馬身１/４差抜け出し、２歳暮れの初勝利以来となる待望の２勝目を掴み取った。ゲートの駐立に不安を残し、レースでは前々で運ぶと終いが甘くなり、脚を溜めて行くと道中で集中力が途切れてしまうことから乗り難しい面はあるものの、厩舎陣営の地道なゲート練習や抜かりのない稽古の継続により、４歳を迎えて少しずつ進展。久々の美酒をたぐり寄せた格好だ。父は皐月賞馬ジオグリフを筆頭に初年度産駒から芝・ダート双方でオープン勝ち馬を輩出したドレフォン、母系はおじに重賞勝ち馬フライングアップル、ナイスミーチューがいる優秀なファミリー。今後も目の前の課題をクリアし、勝利数や賞金を積み上げる中で、想像を超える進化を遂げてもらいたい。

レッドバロッサ
父：ドレフォン　母：モスカートローザ　母父：ディープインパクト　栗東・音無秀孝厩舎
2023.05.13　新潟８Ｒ ４歳以上１勝クラス　ダ1800ｍ　角田大和騎手