初ダートで鮮やかに一発回答、同期タッグが魅せたメモリアルＶ

レース前半は慌てることなく、後方から２頭目を追走。３コーナーより中団馬群に取り付き、４コーナーで外目を回って直線を迎えると、鞍上のステッキに応えるようにグングン加速。逃げ馬を残り１００ｍ地点で並ぶ間もなく交わし去り、最後は後続に３馬身のリードをつけての完勝劇。初めてのダート参戦も問題にせず、見事に一発回答で能力と適性の高さを示した。この勝利により横山典弘騎手は史上３人目となるＪＲＡ通算２９００勝を達成。競馬学校騎手課程の同期である松永幹夫調教師とのタッグによるメモリアルＶにウイナーズサークルは温かい笑顔と拍手に包まれた。当日のメインレースはダートの中距離王を決するチャンピオンズＣ。来年、再来年はこの大舞台に名を連ねられるような躍進まで期待したい。新天地における“希望をもたらす灯”の可能性は無限大だ。

レッドファーロ
父：ハーツクライ　母：プラヤデシエルタ　母父：Orpen　栗東・松永幹夫厩舎
2022.12.04　中京２Ｒ ３歳以上１勝クラス　ダ1900ｍ　横山典弘騎手