貫禄を見せる重賞３勝目、次走に向けて視界良好

互角にスタートを切り、前半は自分のリズムを崩すことなく後方から２頭目を追走。４コーナーでは先行グループを射程圏に捉え、直線入口で大外に持ち出されると、先に抜け出し粘り込みを図るテイエムサウスダンを力で捩じ伏せて３勝目の重賞制覇を飾った。凱旋門賞から帰国して間もない川田将雅騎手とともに昨年３着のリベンジを果たしたことにもなった。ドバイ遠征から半年の休養を挟んでの復帰初戦、長期化した今年の猛暑、そして自身初となる５８ｋｇの斤量と条件は決して楽ではなかったが、それら全てを克服しての勝利だけに価値は非常に高い。首を長くして待っていたレッドルゼルの季節がいよいよ到来。幸先の良いスタートを切り、次走へ向けて視界は良好だ。

レッドルゼル
父：ロードカナロア　母：フレンチノワール　母父：フレンチデピュティ　栗東・安田隆行厩舎
2022.10.05　大井１１Ｒ 東京盃　ダート1200ｍ　川田将雅騎手