ひと夏越してまたひとつ進展、川田騎手JRA通算1800勝を演出

互角のスタートから、道中は馬群の真ん中を追走。ペースが落ち着き、少頭数ながら四方を囲まれる苦しい展開となった上、勝負所での反応もひと息だったものの、直線を迎えて進路が開けると川田将雅騎手の鼓舞に応えるように躍動。吹き荒れる強風も問題にせず、ラストは鮮やかに抜け出して２勝目を掌中に収めた。馬体に身が入ってくるまでにはもう少し時間を要しそうだが、ひと夏を越して距離の融通性も見えてくるなど、いくつもの収穫があった今回の秋初戦。伸びしろの大きさを感じさせる良血馬のさらなる進化に夢を描き、来たる本格化を心待ちにしたい。リーディング首位をひた走る川田騎手はこの勝利でＪＲＡ通算１８００勝を達成。まさしく記憶にも記録にも残る“祝日”となった。

レッドバリエンテ
父：ディープインパクト　母：サボールアトリウンフォ　母父：Dance Brightly　栗東・中内田充正厩舎
2022.09.19　中京９Ｒ 金山特別　芝2200ｍ　川田将雅騎手