世代を先導する新馬勝ち、驚異の二枚腰に来春の夢が広がる

五分のスタートから鞍上に促されるように先頭に立ち、マイペースに持ち込んでレースを牽引。道中は２番手にピッタリとマークされ、直線を迎えて一旦は先頭を譲る形になったものの、最内から二枚腰の粘りで盛り返すと後続の追撃も振り切って先頭ゴール。見事に２歳世代を先導する“新馬勝ち”の勲章を手中に収めた。まだまだ荒削りな若駒といった印象だが、ストライドの大きな走りや操縦性などには資質の高さが垣間見られ、これから経験を積んでいく中で、レースぶりにも幅が出てくるものと思われる。安田記念や皐月賞などＧⅠ・３勝を挙げたロゴタイプの甥にあたり、父は初年度から皐月賞馬ジオグリフを送り出したドレフォン。この血統ゆかりの札幌２歳ステークスをステップにして、来春のクラシック戦線を颯爽と駆け抜ける夢が広がった。

レッドソリッド
父：ドレフォン　母：ステレオグラム　母父：ローエングリン　栗東・音無秀孝厩舎
2022.07.24　小倉５Ｒ ２歳新馬　芝1800ｍ　松山弘平騎手