2022.05.10

人馬が魅せた魂の走り、重賞2勝目はトップハンデを克服

序盤はリズムを大切にしてレースを進め、慌てることなく中団の一番外を追走。3コーナー手前で先行馬の直後までスッと位置取りを上げていき、直線を迎えて馬場の真ん中からしぶとく脚を伸ばすと、ゴール前4頭の激しい競り合いをクビ差制して最先着。年明けの中山金杯以来となる重賞2勝目を掌中に収めた。トップハンデの57.5kgに加えて外枠と決して好条件とは言えない中、岩田康誠騎手の絶妙なペース配分と激励に応えるように、ゴール前で勝負根性が再点火。重賞ウイナーとしてのプライドを見せつける“魂の7勝目”に笑顔がほころぶ。7歳にして充実期を迎えた古豪の心身はまだまだ若く、さらなる高みをめざして挑戦を続けていきたい。

レッドガラン
父:ロードカナロア 母:ダンスオンザルーフ 母父:シンボリクリスエス 栗東・安田隆行厩舎
2022.05.08 新潟11R 新潟大賞典 芝2000m 岩田康誠騎手