母はチリの年度代表馬、将来の大きな夢につながる初勝利

スタートを決めて、前半は好位５番手の外目を追走。向正面よりジワッと位置取りを上げて行き、３～４コーナーで前を射程圏に捉えると、直線残り２００ｍを切って先頭へ。内で食い下がる逃げ馬を３／４馬身差振り切り、デビュー３戦目で待望の初勝利を獲得した。本馬の母は２０１３年に南米チリのＧ１を制し、同国の年度代表馬に輝いたほどの名牝で、父ディープインパクト×南米牝系の相性の良さは近年のビッグレースにおける活躍馬たちが示すとおり。まだまだ成長途上ゆえにスケールの大きさを感じさせる好馬体を存分に操り切れていない段階ではあるが、それでもきっちりと勝ち上がってくれるあたりはポテンシャルの高さがあってこそ。大きな夢に向かって右肩上がりの成長曲線を描き始めたエース候補から今後も目が離せない。

レッドバリエンテ
父：ディープインパクト　母：サボールアトリウンフォ　母父：Dance Brightly　栗東・中内田充正厩舎
2022.03.12　阪神５Ｒ ３歳未勝利　芝2200ｍ　藤岡佑介騎手