万感胸に迫る別れの季節、名伯楽の最後の勝利に名を刻む

慎重にスタートをきり、前半は他馬の後ろに入れて我慢させ、中団のポジションで折り合いに専念。３コーナーから外目を通って抜群の手応えのまま上がっていき、先頭に並びかける勢いで直線を迎えると、最後まで集中力を切らすことなく颯爽と駆け抜けて快勝。まだまだ成長途上の段階ではあるものの、断然の１番人気に応える大きな２勝目を掌中にした。これがレース当日をもって定年引退を迎える藤沢和雄調教師のＪＲＡ通算１５７０勝目。長きにわたって東京サラブレッドクラブを力強く支えてくださった名伯楽の最後の勝ち星となった。兄に青葉賞２着ランフォザローゼス、姉にフラワーＣ２着レッドルレーヴがいる女傑エアグルーヴ一族の誇りを胸に、今後は蛯名正義新調教師のもと、スター街道を邁進していきたい。

レッドモンレーヴ
父：ロードカナロア　母：ラストグルーヴ　母父：ディープインパクト　美浦・藤沢和雄厩舎
2022.02.27　中山７Ｒ ３歳１勝クラス　芝1600ｍ　川田将雅騎手