世界が羨む血統背景、良血馬対決を制して初戦を突破

まだシルエットが細めに映る成長途上の段階ゆえにスタートからレース前半は少々もたついたものの、タイトな競馬にも怯むことなく、直線に向いて馬群がばらけると一気にスパート。中山の急坂も問題にせず、先に抜け出したエフフォーリアの半弟をゴール寸前で測ったように捉え切り、見事にデビュー戦を勝利で飾ってくれた。父は世界一の称号を誇るジャスタウェイ、母の父は世紀の欧州最強馬Frankel、祖母は２０１１年の凱旋門賞を圧勝し欧州３歳牝馬チャンピオンに輝いたデインドリームと世界が羨む血統背景を持つ本馬。軽快で綺麗なフットワークや操縦性の高さなどは良質馬たる所以といったところで、成長力に富んだ血筋でもあることからクラシックシーズンはもちろんのこと、息の長い活躍を期待しても良さそうだ。

ルージュエヴァイユ
父：ジャスタウェイ　母：ナッシングバットドリームズ　母父：Frankel　美浦・黒岩陽一厩舎
2021.12.25　中山５Ｒ ２歳新馬　芝1800ｍ　戸崎圭太騎手