惜敗続きにピリオド、半弟の復活劇に追随する待望の２勝目

スタートを無難にまとめ、前半は中団の外目を追走。３コーナーから先行勢の直後まで押し上げると、直線残り２００ｍで先頭に並びかけ、ゴール前でクビ差先着。晴天下の良馬場、さらには武豊騎手の好リードも手伝って、２歳秋以来およそ２年ぶりとなる勝利の美酒に酔いしれた。昨年秋から２着５回を含む１０戦連続で掲示板に載ってきたレッドブロンクス。４日前の園田で見事な復活劇を遂げた半弟レッドソルダードの勢いそのままに、兄も負けじと待望の２勝目を手中に収めたのは何かの縁だろうか。三冠牝馬デアリングタクトと同様の血統デザインに加え、おじに最優秀ダートホースがいる名牝系の出身。地力強化を再認識できる成長ぶりは、まだまだ勝利を量産できる過程のように思う。

レッドブロンクス
父：エピファネイア　母：レッドソンブレロ　母父：キングカメハメハ　栗東・石坂公一厩舎
2021.11.06　阪神７Ｒ ３歳以上１勝クラス　ダート1400ｍ　武豊騎手