2020.07.27
レッドアルマーダ、破竹の3連勝!
約一年前の今頃、新潟の地で
遅めのデビューを迎えたアルマーダ。
当時は故障明けで強い稽古もままならず、
何とか間に合わせたという印象がありました。
稽古では素質の片鱗を見せてはいたものの、
やはり経験馬相手のハードルは高く見せ場なく敗戦。
デビュー前から素質を買われ、
早期デビューを目論んでいた馬の初陣としてはほろ苦い結果、
それはダート戦に矛先を向けた2戦目も同様でした。
その時点で時は9月。もはや未勝利戦もなく、
アルマーダの命運もここまでかと思われましたが、
この馬の素質を信じて疑わなかったのが藤澤調教師。
それから9ヶ月近くもの間、
熟成させるがのごとくじっくり寝かせて時を待ち、
再スタートを切ったのが今年の5月のことでした。
しっかり態勢を整えての出走だったので、
デビュー戦のようなことはないという手応えはあったものの、
これだけ休養期間が長く、格上挑戦ともなると、
さすがに半信半疑な面はありました。
しかし、レースで見せたアルマーダの走りは、
むしろこちらが格上馬と思わせるほどの強い競馬。
新生アルマーダ誕生の時でした。
勝ち特戦となった次走、国分寺特別は、
コース替わりもなんのその、あっさり勝利。
3連勝をかけて挑んだ今走は昇級初戦、
初距離、初コースという不利な条件ながら1.7倍とうい断然人気。
これにはかつて受けたことのない重圧もあったことでしょう。
しかし、こうした諸々の不安要素も、
アルマーダにとっては重箱の隅をつつく程度でしかなかったようです。
絶妙なラップで逃げたアルマーダ&ルメールは、
ゴールが近づくほどに加速度を増し、同様に先行した馬は軒並み失速。
3着に4コーナー最後方に位置した下位人気馬が差し込んできたのも
アルマーダの強さゆえといっても過言ではないでしょう。
ひとつひとつハードルをクリアしながら
あっという間に3勝クラスまで駆け上ってきたアルマーダ。
ここまでくると甘い戦は望めませんが、いつもこちらが
思う以上の走りを見せてくれる彼なら、
一気のオープン入りがあってもおかしくありません。
引き続きレッドアルマーダ号へのご声援よろしくお願いします。