2020.05.06
際どく残った、カルムが価値ある1勝!
詰めの甘さを補うために求めた短距離戦。
この距離でもスピード負けすることなく、
きっぷの良い逃げの手に打って出ました。
残り2ハロン棒まで手応えも十分だったので、
そのまま後続を突き放せるかと思いましたが、
直線では三つ巴の人気を形成していた2頭が
内外から襲い掛かり壮絶なデッドヒートとなりました。
たかが未勝利、されど
所属馬の出走したレースであれば、
未勝利とて重賞と変わらぬ思い入れがあるものですが、
このレースもおこがましいと言われるかもしれませんが、
逃げるダイワスカーレットに、ウオッカ、ディープスカイが
襲い掛かったあの伝説の天皇賞(秋)を
思い出してしまうほどの激戦でした。
あの天皇賞はスローで見てもどちらが勝ったか
分からぬほどの接戦でしたが、このカルムの一戦も
2頭ならず3頭の中でもどれが勝ったか分からぬほど。
パッと見ではカルムが最も不利にも思えたのですが、
実際に電光掲示板のトップを飾ったのはカルムの馬番1番。
ホッと安堵しました。
期限の区切られた未勝利戦において、
これからは惜しい戦いは意味があってないようなもの。
どんな僅差であれ勝ち切ったことに大きな価値があります。
まだまだ伸び行くカルムの今後にご期待ください。
引き続きご声援よろしくお願いいたします。