2020.04.22

サイオン、接戦を制しOP入り!

不測の事態は番組編成にも影響を与え、
サイオンも当初予定していた2000m戦から
一週前倒しで1600戦への出走となりました。

距離を延ばして成果を上げてきたサイオンにとって
デビュー以来のマイル戦に一抹の不安もありましたが、
レースにいけば持ち前の安定感と根性を武器に、
スロー映像でも勝者が分からないような大接戦を制して優勝!
奇しくも2着馬は昨夏もクビ差の勝負を演じた馬で、
今回もハナ差だけサイオンが前に出ていました。

これで9戦4勝3着4回。
一度だけ圏外に崩れたレースとて5着ですから、
この安定感は特筆ものといえるでしょう。
さすがにオープンに上がれば甘くはないでしょうが、
まだまだ伸びゆく素材で、それを分かった陣営も、
無理のないローテで先を見据えた使い方をしてきました。

志半ばでターフを去った母レッドベルフィーユは、
父母ともにG1勝ちの世界にも通用する良血馬。
本国では思いのほか結果の出ていないこの牝系が、
ロードカナロアの力をかりて遂にオープン馬を輩出しました。

そんなサイオンが秋に見据えるのは重賞の舞台でしょうか。
具体的な次走は未定ながら引き続きのご声援宜しくお願いいたします。