2019.11.18
レッドサイオン、着差以上の強さで3勝目!
今回の勝利で6戦3勝。
本年2月のデビューを思えばスピード出世と言えるでしょう。
勝つときはいつも僅差ながら中身は完勝といえるもので、
直線で窮屈なシーンを克服して勝ち切った今回も然りです。
いくども勝負強さを発揮するサイオンの雄姿に、
逆に僅差で涙を飲んだ母レッドベルフィーユの姿を思い起こします。
こちらはデビュー戦、2戦目ともに僅差の2着、
未勝利戦も終了間近の遅いデビューだったこともあり、
結局、未勝利のままターフを去りました。
それでも経験馬相手に繰り広げた走りから素質の高さは歴然で、
自身の果たせなかった無念をあっさり果たしてみせました。
母の母すなわちサイオンの祖母は海外G1勝馬のマンダララ。
産駒には牝馬が多く、競走成績では期待ほどの子を残せませんでしたが、
その高い能力は確実に孫の代まで受け継がれているようです。
レース後、調教師からは「来年は大きな舞台を目指したい」
という頼もしいコメントが聞かれました。
肉体的にも精神的にもまだ途上という印象はありますが、
それでいてあっさりオープン入りに王手をかけるあたり、
師がそのように期待するのも無理はないかもしれません。
引き続きレッドサイオン号へのご声援よろしくお願いします。