2019.07.04

レッドアンシェル、悲願の重賞初制覇!

新馬オープンの連勝でエリートコースに乗りながら、
その後は幾度も重賞の壁に跳ね返され、
降級した準オープンでも勝ちあぐねる試練の時を経て、
ついにアンシェルが重賞タイトルを勝ち取りました。

この舞台を滅法得意とする快速のG1馬、
昨年のこのレースの覇者で重賞2勝のツワモノを
外からねじ伏せる形でおさえたのですからその価値は十分。
準オープンを勝った直後ながら一番人気の支持を得て、
外目を回った横綱競馬も実に堂々としたものでした。

雨中決戦といえば3年前の新馬戦が思い出されます。
当時は馬場こそやや重表記ながら、突然の豪雨に
入戦後の後続の着差がバラけるほどの消耗戦になりました。
1.33.8というタイムはマイルではなく1500m戦で計時されたもの。
アンシェルの上がりもメンバーダントツながら36.5でしたから、
当時から今回のような道悪馬場はお手の物だったようです。
それでも2走前は京都の超高速馬場で楽勝と、
どんな条件になっても己の力を発揮できるようになったのは、
アンシェル自身の成長と2走前から使われた距離適性
に拠るところもあるのかもしれません。

重賞タイトルを得たことで今後の目標に迷いはありません。
一戦挟むのか直行かそれは今後の状態次第でしょうが、
秋のスプリンターズSを最大目標に掲げ、
クラブの先輩レッドファルクスの後を追います。
今後ともレッドアンシェル号へのご声援よろしくお願いいたします。