2019.05.27

味のある競馬で新境地開拓!

クラシックへの出走こそ逃したアネモスですが、
その過程で培われた経験は無駄ではありませんでした。
今回は好スタートを切りながらあえて控える形。
これまでの競馬から追って伸びるというよりは
しぶとさを生かす競馬が持ち味という印象だっただけに、
絶好のポジションを取ったものの、それがどう出るか?
レース中の焦点はそこでした。

スローの流れに行きたがる面は見せたものの手応えは終始楽。
残すは直線での進路取り。外なのかそれとも馬の間かそれとも…
といった感じで一瞬ドギマギさせられましたが、鞍上の選択は内。
この思い切った選択にアネモスもきっちり応え、
最後は持ち前の勝負根性を発揮して見事に先頭ゴールイン!

残念ダービーの位置づけと捉えられがちなレースではありますが、
中距離のOP特別で牝馬が牡馬相手に勝ち切るのは至難の業。
アネモス以前に牝馬としてこのレースを制したノボリディアーナは、
後に重賞を制し、近年の勝馬でもステファノス、ブラックスピネル、
サトノクロニクル、メイショウテッコンなど軒並み重賞を制しています。
そんな出世レースの覇者に名を連ねたアネモスの未来も明るいものでしょう。
引き続きのご声援よろしくお願いいたします。