際立つ強さでルゼルが２勝目！

前走から間を空けて満を持して出走したルゼルの前に
新馬戦で大差勝ちを収めた強敵が立ちはだかります。
そのため人気こそ２番手に甘んじますが、
レースではそのライバルを徹底マークの形から
直線は追い出しを待つ余裕さえ感じさせました。
追い出されてからもしっかり伸びて２着馬に３馬身。
スタートの立ち遅れはあったものの、
終始安心して見ていられる立ち回りで、
抜群のスピードとレースセンスを見せ付けました。

クラブ出資馬のフレンチノワールから出た初の牡馬。
フレンチノワールの２番仔までが牝馬で、
その姉パープルストックからも牝馬が多く出ているように、
この牝系は不思議と牡馬が圧倒的に少ないのですが、
ルゼルの叔父にあたるクラブ所属のレッドヴァンクールが
そうであったように牡馬であればタフで息の長い活躍が見込めます。

更にルゼルのこれまでのスケール感あふれる走りは、
堅実に走ることが長所ともいえるこの牝系の域を超え、
将来大きな仕事を成し遂げてくれそうなそんな予感も醸し出しています。
引き続きレッドルゼル号へのご声援をよろしくお願いします。