2019.03.25
勝負強さを発揮してレオンが特別戦を連勝!
2走続けてのタイム差なしの勝利でしたが、
薄氷を踏む前走に比べれば今回はいくぶん余裕がありました。
前走からコンビを組んだ中谷騎手との息も一段上がった印象で、
緩い流れにもしっかり対応。追い出しのタイミングもぴったり合って、
逃げこみを図る2着馬を計ったように差し切りました。
昇級戦ながら2番人気の支持を受けていたように、
きさらぎ賞4着の実績を思えばファンの目には順当な勝利。
何しろ当時の出走馬は後に重賞を制覇するグローリーヴェイスや
カツジらを筆頭に、軒並み現在進行形で出世の道を辿っています。
そんな強敵を相手に心身ともに幼いキャリア一戦のレオンが4着。
今に思えば相当に価値ある4着だったといえそうです。
今回の走りを見てもまだまだ素質だけで駆けている印象は残り、
その分、今後の上積みも十分。将来の楽しみが広がります。
母レッドエルザは、自身は志半ばでターフに別れを告げたものの、
長兄レオンがこうして成長する姿を見せてくれ、
長女アステルもキャリア一戦の身で桜花賞の切符を掴み取りました。
奥深い良質な牝系の血が日本で活躍の裾野を広げています。