2018.11.02

レッドオルガ、極上の切れ味で混戦を断つ!

タイム差はなくてもその強さは際立っていました。
道中は内でじっくり脚を溜め手応え十分のまま直線へ。
内の進路が取れないと判断するや瞬時に馬を外に出す鞍上。
それでもいくらか苦しいシーンはありましたが、
前が空いてからの末脚はさすがピクシーの子という鋭さ。
勝利に導いてくれたデムーロ騎手の手綱捌きも大いに光りました。

今年が最後となる降級制度の恩恵を受け準OPを2勝。
そのいずれもが牡馬を向こうに回してのもので、
これで堂々とオープン入りを果たしました。
今年に入り重賞戦線で上位を賑わすレッドアヴァンセは本馬の全姉。
アヴァンセも昨秋オープン入りを果たして以後、
めきめきと力をつけてきたように成長力に富んだ血筋です。
ただ、牝馬3冠レースにフル出場した姉とは異なり、
オルガはまだ重賞どころかオープンにも出走していません。
キャリアもまだ10戦ということで、
それが姉をも超えるのではという未知なる魅力となっています。

今後はアヴァンセがマイルCS、オルガがターコイズSに照準を合わせました。
実はオルガは1着の後は必ず勝利するというジンクスならぬ事実があります。
次走でもそれが実現してくれればこれほど喜ばしいことはありません。
今後ともレッドオルガ号へのご声援よろしくお願いいたします。