2018.05.11

レッドオルガ、連勝で一気のOP入り!

充実一途。
今のオルガにはそんな言葉が似合います。
これで軽度の骨折から復帰後は4戦3勝と、
父母の血の威力をまざまざと見せ付けています。
それも男馬を相手に積み重ねたキャリアだけに価値が高く、
気の早い話ですが、来年のヴィクトリアマイルが今から楽しみです。

一戦ごとの成長も目覚しく、近走は先行差し自在のレース振り。
直線で牡馬と伍してもへこたれない勝負根性も兼ね備えています。
特に今走はスローとみるやすかさず2番手の位置を確保すると、
直線では一瞬交わされそうなシーンがありながら、
追い出すと再び伸びて突き放す味のある競馬を披露。
スローとはいえ2、3着には差し馬勢が脚を伸ばしており、
持続力、瞬発力のいずれもが要求されたレースでの完勝です。

全姉レッドアヴァンセが3冠レースに全て出走したのとは対照的に、
オルガは段階を踏みながら一歩一歩勝ち上がり、
ほぼロスのない過程でオープン入りを果たしました。
また、この春はアヴァンセ、オルガの全姉妹だけでなく、
半弟のヴェイロンがNHKマイルCで3着。
年子の3頭が同時期の同舞台で毎週のように奮闘し、
母エリモピクシーの優秀さを改めて示してくれています。

成長力も備えた牝系だけにオルガが本当に完成するのは秋、そして来年でしょう。
この牝系に足りないのはあとはG1の勲章だけとも言えるだけに、
何とかその悲願に向けてさらなら成長を期待します。
引き続きレッドオルガ号へのご声援よろしくお願いいたします。