2018.05.14

レッドラフェスタ、驚愕の上がりで初勝利!

デビュー以来、
常に上位争いを演じてきたレッドラフェスタ。
追い込み脚質のため展開に左右されるところはありますが、
それでいて常に上位に食い込む末脚の威力は相当なもの。
今回は直線の長い東京に変わり持ち味が遺憾なく発揮される舞台。
鞍上もルメール騎手ということで牡馬を相手に断然人気となりますが、
それが過剰人気ではなかったことはレースを見れば一目瞭然。

道中はいつも通り後方に位置しますが、
スローとみるやジワリと押し上げる鞍上の手綱捌きもさすがなら、
それに応えたラフェスタの精神的な成長も喜ばしいことでした。
それでも直線入り口ではまだ前とだいぶ差がありましたが、
慌てずじんわりエンジンをかけるとあとは目の覚めるような伸びで
余裕を持って2着馬に2馬身半をつける楽勝となりました。
駆使した上がり3Fはなんと32.7!
スローに流れた未勝利戦とはいえ、並の馬に出せる数字ではありません。

育成時代から物見を指摘され、
入厩後も精神面の課題が付きまとったラフェスタですが、
牧場や前任の二ノ宮厩舎、そして新たにバトンを受けて下さった
尾関厩舎の皆さんのおかげで、こうも堂々たる初勝利を飾ることができました。

おそらくそれでも今回は素質だけで勝ち得た勝利といったところでしょう。
心身の成長と共にこれからどんな進化を遂げるかが非常に楽しみ。
秋を見据える楽しみな駿馬がクラブからまた一頭誕生しました。
引き続きレッドラフェスタ号へのご声援よろしくお願いいたします。