2017.12.04

レッドオルガ、休み明けをものともせず特別戦優勝!

先日オープン入りを果たした姉レッドアヴァンセに続き、
レッドオルガも素晴らしい勝ち方で魅せてくれました!

今回は8ヶ月にも及ぶ骨折休養明けの一戦。
未勝利戦を強い競馬で勝ち上がった舞台とはいえ、
その状況下で初の古馬との対戦ですから甘くはありません。
仕上げに定評のある藤原師のもとで、
早くから予定を組まれ態勢は整っていたとはいえ、
こればかりは走らせてみないと分かりません。

そんな期待と不安(もちろん期待の方が大きいのですが)の中、
オルガの位置取りは想定よりもだいぶ後方から。
勝ち上がった時が先行してソツなく抜け出す競馬でしたし、
2戦目に騎乗した浜中騎手が逃げの手を選択したように、
オルガに対して抜群に切れるというイメージはまだありませんでした。
直線を向いても後方の位置取りは変わらぬまま。
開幕の馬場で大外からどれだけの脚が使えるのか、
果たしてその脚を持っているのか…

…という不安は、直線半ばのオルガの脚色、
前の抜こうとする意思の強さによりすぐにかき消されました。
最後は2着馬の抵抗に遭いヒヤッとするシーンもありましたが、
相手も故障さえなければ上のクラスを走っていたはずの馬。
3着以下には3馬身、2頭のディープ産駒の末脚が光ったレースでした。
ことさらオルガはダントツの上がりをマークしての勝利、
しかも冒頭に述べたように休み明けの初古相手ですから立派!

牝馬クラシック3冠を完走したアヴァンセとは対照的に、
オルガはその時期を休養に当てることになりましたが、
馬体の成長や末脚の威力強化を見るにつけ、
この休養は決して無駄ではなかったと思います。
今後は兄、姉に続くオープン馬への道程を楽しみに期待。
引き続きレッドオルガ号へのご声援よろしくお願いいたします。