2017.10.30
鮮やかに咲いたサクヤ、不良をものともせず新馬を快勝!
当初の予定よりも一週前倒しでの出走ながら、
動きの良さと血統背景から一番人気を集めたレッドサクヤ。
初陣の牝馬には過酷とも思える劣悪な馬場状態が不安でしたが、
終わってみればノープロブレム、期待通りの走りを披露してくれました。
抜群のタイミングでスタートを切ると道中は無理なく4番手をキープ。
ジョッキーには馬場の良いコースを選ぶ余裕すら感じられました。
当然ながら直線に向いての手応えも十分。
外から勢いをつけた2着馬がサクヤに並びかけんと猛伸しますが、
まだサクヤは追い出しを我慢。そこから満を持して
鞍上がムチを入れての反応は不良馬場とは思えぬほど俊敏で、
一気に2着馬以下を引き離し、最後はセーフティリードを保って入線。
新馬とは思えぬ、テン・中・しまい全て良しの満点デビューとなりました。
本馬の姉はウオッカを破ってヴィクトリアMを制したエイジアンウインズ。
サクヤと同じ藤原調教師が大切に育て、遂には大輪の花を咲かせた名牝でした。
他にもオークス2着のエバーブロッサムをはじめ、
兄姉のほとんどが勝ち上がっている優秀な牝系です。
まだサクヤの歴史は始まったばかりですが、偉大な姉たちですら成しえなかった
芝マイルの新馬勝ちを決めて、その未来に期待は高まるばかりです。
今後ともレッドサクヤ号へのご声援よろしくお願いいたします。