2017.10.10

レッドランディーニ、鮮やかな変わり身を見せ4馬身差の圧勝!

今夏のデビュー戦では1番人気に支持されたものの
ほろ苦い敗戦を喫したレッドランディーニ。
当時は出遅れから捲るという初陣の若駒にはきつい競馬でしたが、
さすがに9着まで崩れてしまうと今回は半信半疑な面もありました。
しかし、常日頃からこの馬の能力を高く評価してくれていた
石坂調教師の想いに応えるかのように、今回は本来の力を発揮して
とても5番人気の馬とは思えぬパフォーマンスを見せつけました。

道中は無理せず馬まかせの追走。
1200m戦を経てのマイル戦でも鞍上との息はピッタリ、
折り合い十分に脚を溜めながら先頭馬群を射程圏に虎視眈々。
直線を向き進路を内に構えてからの脚の速さは特筆もので、
一頭分の間隙をつき抜け出してからは完全に独走態勢に入りました。

重馬場のため上がりは最速マークでも35.4ですが、
この条件にしてはタフに流れた展開を最後まで止まらず、
終いは11.9-11.7と尻上がりのラップでまとめたあたり、
ランディーニの底知れぬ力を垣間見ることができました。
鞍上からは「良でも切れるし、距離が延びても大丈夫」
とのお墨付きもいただいています。

母レッドメデューサは娘のランディーニ同様に石坂厩舎に所属。
その母キャッチアズキャッチキャンはヨークシャーオークスG1勝ち馬で
厩舎の期待も大きくデビュー直前の坂路の動きも目立っていました。
ところがデビュー間近というところまでいきながら、
故障のため志半ばで繁殖入りし娘に夢を託したわけです。
夢を託されたレッドランディーニの勝利は、
自身だけではなくデビューできなかった母の無念をも晴らしたのです。

引き続きレッドランディーニ号へのご声援よろしくお願いいたします。