2017.10.06

レッドファルクス、スプリンターズSを連覇!

ファルクスが偉大なる名馬に肩を並べる偉業を達成しました!
過去当レースを連覇した馬はサクラバクシンオーとロードカナロアのみ。
どれだけ時を経ても色あせないスーパーホースたちです。
彼らはデビュー時から相当な期待を集めるエリートホースでもありました。
ファルクスはといえば、スティンガーの甥として期待はかけていましたが、
ダートの条件戦を主戦場にしている辺りでは、まさかこれだけの馬に育つとは…
というのが偽らざる本音といったところです。

父スウェプトオーヴァーボードにしても仕上がり早のスピード血統で、
それまでにもパドトロワなどの活躍馬は輩出していましたが、
ファルクスがG1を勝つ7世代目までG1とは無縁の存在。
そういった環境下からファルクスのような馬が誕生するのが競馬の面白さ。
オグリキャップなども人知を超えた馬などと称えられましたが、
このファルクスの戦歴や勝負根性にも人知では計り知れない凄みがあり、
同じ葦毛のオグリキャップをダブらせてみたりするのは贔屓目でしょうか。

去年は3番人気で迎えたレース、いくぶん気楽な立場でありました。
そして11着馬までが0.3秒差にひしめく大混戦を
ハナ差制することができたのはファルクスの力もさることながら、
頼もしい相棒の手腕に負うところも多かったかなとの思いもありました。
しかし今年は、同じタイム差なしの勝利でも一番人気に応えての快勝、
騎手が馬がというくくりを超えて、まさに人馬一体の勝利という印象でした。
ファルクスの前の馬を捕らえようとする意思の強さ、諦めない姿勢は、
デムーロ騎手も絶賛しており、まさに名コンビです。

初めからエリートコースに乗っていたわけではありませんが、
コツコツと積み重ねた勲章はこれで二桁の10勝に到達。
今が充実期のファルクスは来年まで現役生活が予定されています。
最大目標は高松宮記念。
本来左回りを得意とするファルクスにとって是が非でも欲しいタイトル。
しかし、いちファルクスファンの目線で言わせてもらえば、
もう十分に楽しませてもらっているので、後のレースもまずは無事に、
その上で結果が伴ってくれば最高といったところです。
あと何戦ファルクスの走りが見られるのか現時点では分かりませんが、
一戦一戦を目に焼き付けて応援したいものですね。
皆様も引き続きレッドファルクス号へのご声援よろしくお願いいたします。