2017.06.20
レッドアメリア、競り合いを制して初勝利!
レッドアメリアがダートに矛先を向け初勝利を飾りました。
当初予定していた芝2000m戦の出走が難しいため、
ダート戦にやむなく回った経緯がありましたが、
結果的にはこの路線変更が吉と格好です。
いつにない前進気勢、道中もスムーズに2番手を追走。
直線追い出されたからの脚取りも確かなもので、2着馬の猛追に
ヒヤッとしたゴール前も勝負根性を発揮して抜かせませんでした。
決して大柄ではないディープインパクト産駒だけに
半信半疑な面はありましたが、ダート適性があったのと同時に、
レースを使ってきての良化もあったように思います。
もともと素質を買われていた良血馬で、既走馬相手の初戦から
最速の上がりを繰り出すなどその片鱗は垣間見せていました。
まだ非力で肉体面が追いつかない面があり、
前走などは道悪馬場も堪えた様子でしたが、
今回のダートでの力強い走りを見るにつけ、
ようやく中身が伴ってきた印象です。
父ディープに母父ハイシャパラルの貴重な血筋。
ハイシャパラルは既に2年半前に没しているのです。
凱旋門賞はディープですら3着にとどまりましたが、
このハイシャパラルも2度走っていずれも3着という因縁。
とはいえそれ以外のレースはデビュー戦の2着を除き
すべて勝利しているのですから名馬中の名馬と言えるでしょう。
そんな日愛名馬の血が流れるアメリアには、
この勝利をきっかけに更に躍進してもらいたいところです。
ダートで勝利しましたが、血統的には芝でこそというタイプ。
これからどんな成長を見せてくれるかが楽しみです。
引き続きレッドアメリア号へのご声援よろしくお願いいたします。