2017.05.03

レッドリーガル、逃げの競馬で新境地開拓

半年振りの実戦もなんのその、
レッドリーガルが復帰戦を鮮やかに快勝しました。
デビュー以来初めて逃げの形をとりますが、
かつて騎乗経験もあるルメール騎手に迷いはなく、
馬もそのアシストに応えてわずか2戦目で1000万をクリア。
まさに人馬一体となって最高の始動戦となりました。

リーガルの初勝利はダート戦。
鮮やかな勝ちっぷりから昇級でも通用の期待がかけられますが、
順調に使い込めない弱さが出世を妨げていました。
それでも稽古はOP馬並に動く馬。
何かきっかけひとつと感じていたところ、
そのきっかけを掴ませてくれたのもルメール騎手でした。
以後は芝の短距離を中心に堅実な走りを披露してくれています。

先日惜しまれながら引退となった弟がレッドエルディスト。
距離はあればあるほど歓迎とも思えた弟と違い、
ファルブラヴを父に持つリーガルはスピードタイプ。
兄弟でも父や性格によってこうも特性が違うというのが
血統の奥深さでもあり面白さでもあります。
さらにこの下にはハーツクライを父に持つ妹が控えており、
その子はどんなタイプに育つのか今から楽しみです。

残念ながら兄弟&妹の同時期の活躍は見ることができませんが、
5歳にしてキャリア12戦のリーガルには息長く活躍してもらい、
兄妹で笹田厩舎を盛り立てる役割を担ってくれたらと願います。
引き続きレッドリーガル号へのご声援よろしくお願いいたします。