2017.03.06
レッドアルティスタ、得意の舞台で嬉しい3勝目!
前走で小倉不敗記録こそ途絶えたものの、
休み明けを叩いた今回はコース巧者ぶりを発揮して
小倉での3勝目を挙げたレッドアルティスタ。
ハイペースで逃げる2着馬を番手からねじ伏せた内容は
じつに力強く今後の伸びしろを感じさせるものでした。
3歳時には神戸新聞杯に挑戦したこともあり将来を嘱望された馬。
その割に500万下に降格後もなかなか勝ち切れなかったのは、
競馬に向かう姿勢や集中力にも問題があったようです。
改善策として昨年6月に去勢を施され、今回がそれから4戦目。
これまで2番手から抜け出す形の競馬は見せたことがなく、
俗に言われる「去勢の効果は半年以後」を証明した格好となりました。
もともと血統は素晴らしい馬で母系には欧州活躍馬がズラリ。
クラブ縁の血筋でもあり、姉レッドジゼルが3勝を挙げる活躍、
弟のレッドアンシェルは先日のアーリントンCで2着に入線。
3姉弟いずれも異なる父を持ち、ジゼル、アンシェルが
アグネスタキオン、マンハッタンカフェらしい切れ味を武器とすれば、
アルティスタは父ステイゴールドらしい底力を備えている印象。
今回のようにタフな展開になれば上のクラスでも通用するでしょうし、
ようやく能力を発揮できるようになってきたこの2戦の内容からも、
5歳にしてまだまだこれからといった思いがつのります。
引き続きレッドアルティスタへのご声援をよろしくお願いいたします。