2017.03.02

3ヶ月ぶりでも素質の違いを見せ付ける快勝!

レッドミラベルが3ヶ月ぶりの実戦をものともせず
強い内容で嬉しい初勝利を挙げました。

舞台は中山芝1800m、枠は大外、決して楽な条件ではありません。
しかも結果として逃げた馬が2着、3、4着馬も4角3番手という先行決着。
さらに道中は終始大外を通り、序盤には行きたがる一面も…
と数え上げたらきりがないくらいの不利な条件が重なりながら、
最後は豪快に伸びて後続に3馬身半、これにはアッパレとしか言いようがありません。
大きく減らした馬体重についても、これが本来の適性なのかもしれませんが、
レース前に数字を目にした時にはドキッとしたものです。

並の馬であれば大きく崩れてしまってもおかしくないこの状況下、
これだけの強さを発揮できたのはデムーロ騎手のアシストもあるのでしょうが、
ミラベル自身に能力がなければこうも鮮やかな勝利はありません。

兄弟にはお馴染みのルルーシュがおり、現役ではクラブ所属馬の
レッドシルヴィが既に2勝を挙げ今後の活躍が期待されています。
父ステイゴールドとの配合は意外にもミラベルが最初で最後ですが、
ヨーロピアンな母系に大舞台に強い父との組み合わせが
今走で見せたような爆発力に繋がったようで相性の良さがうかがえます。

新馬で2着後、通常であれば間を空けずにレースに使いたくなるところを、
無理せず充電にあて立て直しを図ったトレーナーの判断にも感謝です。
師の下には同じように大切に育てられながら遂にG1ウイナーまで登りつめた
レッドファルクスが在籍していますが、ミラベルにも厩舎の先輩の姿を見て
一歩一歩大きな舞台への階段を歩んでいって欲しいものです。
引き続きのご声援をよろしくお願いいたします。