2017.02.27

レッドストーリア、人気に応えて待望の初勝利!

レッドストーリアが小倉のターフを席巻しました。
まだひとつ勝ったばかりではありますが、彼女にとっては大きな序章。
もともと小さな体を402キロまで減らしての奮闘には頭が下がります。

デビューは昨年の秋。
2戦目に2着と変わり身を見せた時には勝利間近とも思えましたが、
その後の数戦は思わぬ足踏み。

前走は初の一番人気に指示されながら5着と人気を裏切る格好となり
多少なりとも物足りなさを覚えたものですが、後の結果を見ればそれも納得。
勝ち馬が次走のOPを連勝、2、3着馬も次走以降ですぐに勝利したように、
なかなかにレベルの高い一戦だったようです。
それ以前にも3戦目で半馬身差の勝負を演じたサトノリュウガが、
次走で福寿草特別を連勝しているように、2戦目以降、
常に牡馬を相手に善戦を重ねてきた能力は牝馬同士なら断然だったようです。

前走で好位から行って伸びあぐねたことを踏まえてか、
今回は序盤は慌てず後方に構え、機をうかがいながら徐々に進出する形。
外目を回りながらかなり長く脚を使っているはずですが、
直線に入ってもその脚色は衰えず、横綱競馬での完勝でした。

小柄なディープ産駒でありながら重や小回りコースでの好走も目につき、
一瞬の切れ味だけでなく、長く良い脚を使える長所を持つストーリア。
これは母系の重厚な血が顔をのぞかせているのでしょうか。
本馬の母アルレシャは、レーヴディソール、レーヴミストラルといった
重賞活躍馬のいとこにあたる良血馬なのです。
まだその仔に活躍馬は出ていませんが、ストーリアの今後の活躍が
母の名声を高めてくれるかもしれません。

始まったばかりのストーリアの物語が今後
どのように展開していくのか楽しみに見守りたいと思います。
引き続きのご声援よろしくお願いいたします。