2016.10.21

レッドアンシェル、無傷の2連勝でいざ朝日杯へ!

レッドアンシェルが新馬勝ち直後に挑んだもみじSを快勝、
見事、新馬・特別の2連勝を成し遂げました!

新馬で圧勝を飾ったとはいえ当時は悪路で今回とは相手も異なります。
下した馬たちの次走以降が振るわないことへの懸念もありました。
しかし、終わってみれば余力残しのまま、重賞5着の実績馬を
2着に従える形で一馬身半。やはり能力の高い馬です。

クラブ所縁ともいえる母スタイルリスティックの仔には、
上にレッドジゼル、レッドラウディー、レッドアルティスタらがおり、
いずれも癇症な性格の持ち主で気持ちのコントロールが鍵となりますが、
いまのところアンシェルに関してはその性格が良い方に作用しています。

兄弟の中ではレッドラウディーがアンシェルの全兄に当たります。
志半ばにして未勝利のままターフを去った兄でしたが、
能力の高さは明白でどこかでボタンの掛け違いがなければ、
もっと活躍できたはずの馬だったとの思いが強く残っています。
そして、このラウディーの素晴らしい体躯や素質の高さを加味して
再びマンハッタンカフェを配して誕生したのがアンシェルというわけです。

兄姉もコンスタントに走っているとはいえ、
母系に流れる世界的名馬たちの活躍を思えば、
さらに上を目指せる仔が出ても…という思いもありました。
キャリア2戦のアンシェルですが、
ついに現れた大物という期待感が高まります。
距離の克服や体質面の強化など課題は残していますが、
それだけに今後の伸びしろもまだ十分ともいえます。

次走は朝日杯フューティリティS(G1)を予定。
決して低い壁ではありませんが、ここからひと月半余り、
更なる成長に期待して楽しみにその日を待ちたいと思います。

引き続きレッドアンシェル号へのご声援よろしくお願いいたします。