2016.05.02

レッドウィズダム、驚異の末脚を披露!

これまで大崩れはないものの、先行して
伸び切れない競馬を続けてきたウィズダム。
戦ってきたメンバーは強く、決して悲観する
内容ではないのですが、期待の大きな馬だけに
物足りなさが残ることも確かでした。
そこで陣営が選択したのが距離の短縮。
これで詰めの甘さを払拭できれば…
そんな期待が込められていました。

しかし、スタート後に流れに乗れず、
ポツンと最後方を追走する姿からは、
距離短縮が裏目に出たかと不安しかありません。
3コーナーを過ぎてもその位置取りに変化はなく、
ようやく動きがあったのが4コーナーを回る付近。
本来ならほぼ絶望的な位置取りながら、
そこから岩田騎手のゴーサインに反応した
ウィズダムの動きは他馬とは一線を画していました。

エンジンの点火したロケットのように
勢いよく放たれた末脚はとどまるところをしりません。
直線だけであっという間に10数頭を交わし去り、
結局、余裕を持って2馬身差をつけての完勝です。
後方から進んだとはいえ、その上がりは
次位馬に1秒以上をつける鋭さでした。
これまでのジリ脚のイメージを完全に払拭し、
新生ウィズダムの誕生と相成りました。
それでも馬はまだ未完成。今後の成長も楽しみです。
引き続きレッドウィズダム号へのご声援をお願いいたします。