2016.04.14

レッドカノーヴァ、芝で嬉しい2勝目ゲット!

昇級後、苦戦が続いていたレッドカノーヴァが
デビュー以来の芝を使って一変しました。
もともとデビュー戦の芝の走りも悪くはありませんでした。
自身も伸びていながら終いは切れ負けの格好だったのです。
そういうタイプだからとダートを使ってすぐに結果が出たので、
その後もダートを使っていましたが、まだ心身ともに完成途上の現状では、
タフなダートコースが馬にはきつく感じられていたのかもしれません。

その打開策として陣営が選択したのが福島の芝2000m。
適度に上がりを要する舞台、切れ味よりもじわじわと
伸びる末脚が生きてくるカノーヴァ向きのコースです。
この陣営のレース選択は見事に的中。
カノーヴァ自身も久々の芝レースに、
いつになく軽い脚取りだったのかもしれません。
精神面での幼さを指摘されることの多かった本馬が、
最内枠でも他馬を気にせず、最後まで気持ちを切らさずに
走り続けたことが大きな収穫となりました。

父は同週に初勝利勝利を挙げた
レッドアマビリスと同じキングカメハメハ。
芝もダートもこなす産駒の多才ぶりには驚かされます。
これでカノーヴァの今後の選択肢も大きく広がりました。
まだキャリアも浅く伸びしろは十分にあることでしょう。
引き続きレッドカノーヴァ号へのご声援をよろしくお願いします。