2016.02.22

レッドゲルニカ、7馬身差の圧勝V!

デビューから3戦続けて3着、
これはこれで立派な戦績なのですが、
未勝利戦では勝ち上がることがまず至上命令、
惜しい競馬を続けながら結局未勝利に
終わった馬が過去にどれほどいたことか。

そういう意味では昨年12月から
コンスタントに競馬を使っているゲルニカも、
そろそろ安定味だけでなく勝利という結果が欲しいところ。
そういう状況ですから、戦前は勝てるなら
ハナでもクビでも何でも良しという思いだったのですが、
終わってみれば後続に7馬身差の圧勝。
勝って嬉しいのはもちろんのことですが、
何ともお見それいたしましたという驚きにも包まれています。

何しろ馬場の差はあれど、強豪メンバーの集った
同日のヒヤシンスSに換算すれば2着馬に相当する好タイム。
ゲルニカのレースの上がりは12.1-11.6-12.0、
これはほぼゲルニカ自身が計時したものとして良いでしょう。
一方、ヒヤシンスのそれは12.1-11.7-12.0、
いくら脚抜きのよい馬場とはいえいずれも稀に見る上がりですし、
未勝利戦がOP戦に引けを取っていないことにも驚かされます。

善臣騎手がデビューから競馬を覚えさせながら走らせてきたこと、
外枠で自分のペースで走ることができたことなどを含め、
様々な要因が良い方に作用しての結果といえるでしょうから、
次走以降同じように走れるかは今後真価を問われるところです。
ですが何にせよこれだけのタイムは能力なくして繰り出せません。

今回のレースで見せた軽快なスピードと持久力は、
まさに父カジノドライブを彷彿とさせるものでした。
父が惜しくも涙を飲んだフェブラリーS当日に勝ち上がったのも
何か因縁を感じさせます。気は早いのですが、
来年のフェブラリーSの舞台にゲルニカが立ってくれれば、
これほど嬉しいことはありません。
引き続きレッドゲルニカ号へのご声援をお願いいたします。