2016.02.12

レッドアヴァンセ、名馬への登竜門レースを制覇!

過去にウオッカ、レッドディザイア、マルセリーナ
といったG1馬を生み出しているエルフィンSの覇者、
今年はレッドアヴァンセがその名を連ねることとなりました。

初戦、2戦目と落としてしまったアヴァンセにとって、
桜花賞に進むためにはもう一戦も落とせない戦いが続く中、
陣営が選択したのはオープン特別のエルフィンS。
未勝利を勝ったばかりの身とはいえ、
OP特別ですら通過点でしかないという陣営の気概を受け、
デビューから4戦連続一番人気に支持されての出陣です。

レースは想定通りのスローペースながら、
武豊騎手は持ち味の終いの脚を生かす形を選択し、
後方2番手を追走、慌てず騒がずジワリと前を見据え、
勝負どころでは大外を回しながら先団を射程圏内へ。
直線向いての伸び脚は鋭く、半ばで勝負を決めると、
余力を残して軽やかに先頭ゴールイン!
ペースの恩恵はあれどその上がりはダントツの33.3。
前走に続いて抜群の瞬発力を見せつけました。

父の背を知る鞍上も「父に似ている」と評したその末脚で、
偉大な兄らも為し得なかったクラシック制覇の夢を
掴めるよう更なる進化を遂げて欲しいものです。
引き続きレッドアヴァンセ号へのご声援をお願いいたします。