2016.02.10

レッドルモンド、控える競馬で3勝目!

けれんみのない逃げ脚を武器に、
3歳夏には早くも2勝目を挙げたレッドルモンドですが、
陣営としては素質だけで走っているとの思いも強く、
先を見据えてあえて長距離戦で楽に走ることを覚えさせたり、
マイルに距離を短縮して追い込む競馬を試みるなど、
様々な試行錯誤を続けてきました。

今回は初の1400m戦にも関わらず、
相変わらず行きたがる素振りは見せていましたが、
このスピードがルモンドの持ち味でもあります。
その持ち味を生かしつつ前に馬を置いてしっかり我慢、
直線では進路が塞がるようなシーンも見られますが、
それにひるむことなく馬群を割って鋭く伸びると
その末脚は最後まで鈍ることはありませんでした。

スピードに任せて逃げることしかできなかった馬が、
控える競馬を試み、馬と馬との間隙を突くという、
かつてない勝負根性を発揮しての勝利。
陣営が試してきたことが結実したこの1勝は、
単なる通算3勝目にとどまらない価値の大きなものでした。

今後さらにクラスが上がり相手も強くなりますが、
気性的には上のクラスの方が合っている向きもありますし、
何より心身のバランスが整ってきた今なら、
準オープンでも十分に太刀打ちできるように思います。
引き続きレッドルモンド号へのご声援をお願いいたします。