2015.10.14

休み明けも何のその、ファルクス再びオープン入り!

重賞挑戦を目前に控えながら、目先にとらわれず
将来を見据えて休養に充てた半年余りは
決して無駄ではありませんでした。

一度勝っている条件とはいえ、
休み明け、かつ他にも降級馬が複数等いる
メンバー構成は決して楽な条件ではなかったはずですが、
いつもひたむきに己の能力を最大限に発揮する
ファルクスの真骨頂は、休みを経ても変わらぬばかりか、
充電によりパワーアップしている感すら見受けられました。

ロスのない競馬のできる最内枠も
砂をかぶるダート競馬では脆歯の刃。
しかし、初騎乗となる吉田豊騎手との
息もぴったりに理想的な位置取りで競馬を進め、
直線は押し切りを図る逃げ馬を
計算通りのタイミングで交わしたところが
嬉しい5度目の先頭ゴールインとなりました。

兄でクラブ所属馬でもあったレッドシュナイトの
4勝を上回り、堂々と母の代表産駒まで登りつめました。
芝2勝、ダート3勝、これ自体は珍しい成績ではないものの、
一般的には年を経るごとに適性が固まり、
いずれはどちらかが主戦場となるものですが、
ファルクスの場合は、芝とダートを適材適所で使いわけ、
それで結果を残しているのだから見事な万能アスリート振りです。

次走は一転して芝のオープン特別への挑戦が決まりました。
ここで好勝負すれば、再び重賞挑戦が視野に入ってくるでしょうし、
冬の厳寒期には、ダート短距離重賞を挟むプランなども
浮かんでくるかもしれません。
次はどこを使ってくるのかと、それすらも楽しみに感じる
ファルクスの未来は益々輝かしいものとなりそうです。